1980年代後半、西宮市の医療が大きく変化していく中で、これまでの救急医療をしていてはいずれ限界が来ると、問題意識を持って議論を重ねていた救急医が集まり、1989(平成元)年3月1日に新たに笹生病院を立ち上げました。
大病院では高度医療ができるが臨機応変な対応ができない。また、小規模病院では高度な医療を実現することが難しい。
「それぞれのデメリットを緩和しながら、長所だけを活かしていく環境が必要だ」という指針のもと、地域の皆様に必要とされる安全で質の高い救命救急の実践をしてきました。
現在では、救命救急医療を中心とした高度救急医療を重視して、手術・アンギオグラフィーなど、24時間体制で行える診療システムを確立し、全スタッフが一丸となり、地域に密着した急性期医療を実践しています。
日本救急医学会の救急科専門医指定施設に認定。当院での研修期間は、専門医受検資格に必要な研修期間として認められます。救急科を目指す医師にとっても環境が整えられた施設です。