心臓の筋肉が異常に厚くなる“肥大型心筋症”、心臓が大きくなりポンプ力が低下する“拡張型心筋症”、また特定の原因によって肥大型心筋症や拡張型心筋症に似た病態になる“2次性心筋症”があります。
症状の有無、心臓のポンプ力の状態など、病態にあわせて適切な薬物治療を行います。また血液検査、カテーテル、心筋生検などから心筋症の原因検索を行います。
肥大型心筋症のタイプの中に、左心室の出口が狭くなる閉塞性肥大型心筋症がありまず。この病気の場合、薬物治療で十分なコントロールができない患者さんに対し、カテーテル治療(中隔心筋焼灼術:PTSMA)を検討致します。
十分な薬物治療を行っても心不全管理が難しい、また危険な不整脈が認められる患者さんにおいて、ペースメーカー治療(両室ペースメーカー、植え込み型除細動器)を検討し、連携施設に紹介させて頂きます。