私は、新卒から当院に入職し、今年で5年目になります。当院には急性期病院という側面がありますので、広い分野の医療や看護を学ぶことができます。入職当時はICUに配属、4年目の途中から現在の病棟に異動しました。現在勤務している病棟は、循環器科、外科、内科の患者さんが入院される混合病棟です。
当院は、医療者間での連携が取りやすいという特長があります。例えばICUで自分がケアを担当していた患者さんが、転棟されたら病棟へ様子を見に行くことができますし、その逆もあります。ICUへ転棟された場合でも、病棟看護師との連携が取りやすく、一緒にケアをしているように接することができるのです。そのポイントとしては、やはり多くのスタッフと接する機会が多いことにあると思います。
例えば、委員会や研修などの機会があるので、そこで違う病棟の看護師や他職種の方とも顔見知りになります。すると「あの患者さん、最近どう?」というコミュニケーションが、とても取りやすくなるのです。私自身、いろいろなことを教えて下さる先輩、働き方が格好良いと思える先輩がいますし、「付いていきます!」とがんばってくれる後輩もいます。当院は、とてもフレンドリーで温かい場所だと感じていますし、ステップアップしていく、学んでいくことができる職場でもあると思います。
私には現在、目指しているものがあります。それは、当院の中で循環器疾患を含めた重症患者さんに対し、スムーズに対応できる「チーム」をつくることです。私自身が現在、循環器内科の患者さんが入院する病棟に勤務しており、緊急の心臓カテーテル検査にも積極的に携わっております。実際、当院での循環器科のカテーテル件数は増加傾向で、循環器の医師が赴任されてからスタッフも興味をもって多くを学ぼうとしています。それならばこの環境と皆のがんばりを活かしたい!そう考え、自らが中心となって「チーム」を育成することを目指しています。看護部長や看護師長に相談し、周りのスタッフも含め、現在はたくさんのことをサポート頂いています。
私は一看護師ではありますが、何か新しいことをしたいとなったとき、それが病院全体に対してプラスに働くことならば皆が応援やサポートをしてくれる、こうした環境はとてもありがたいと感じていますし、皆にフィードバックしていけるよう、私自身もがんばろう! と思えるのが、すごくうれしいです。
当院の良いところをまとめると、急性期の医療や看護が学べるところ、研修や勉強など、他職種とともに学べることが多いところだと思います。部署によっては非常に忙しいところもありますが、その中でも患者さんとしっかり関われる部分もたくさんあります。看護が楽しいと思える病院、その中で自分も新卒から働き続けてきましたが、余裕が出て来たところでこれから自分がやりたいことも見えてきました。看護師としての第一歩から、自らのランクアップまでを目指せる病院、これが笹生病院だと思います。