Tさん(1年目)

さまざまな方法で1年生をバックアップして下さる環境が整っています。

Tさん(1年目)

今年の春に入職した1年目の新人看護師です。以前は介護施設で働いていました。施設内で亡くなる方もいらっしゃり、自分にもっと知識があれば……と、学び直しのつもりで看護師を目指しました。

私が就職先として当院を選んだ理由はいくつかあります。

家から近いということもありましたが、病院の規模にもこだわりました。例えば、大きい病院だと患者さん一人ひとりに関わる時間が少ないのではないか、小さすぎても経験できることが限られてしまうのではないか、という部分です。結果的に、中規模の病院で患者さんとしっかり関われそうなところ、より多く学べる環境が良いと考え、当院を選びました。
当院は中規模の病院ではありますが、地域の中で高度な救急医療を提供していますし、診療科が多いのでたくさんのことを学べると考えたからです。

私がやりたかった看護ができる環境であるということです。

当院は、病棟の回転が早いところではあるので、じっくり関わることが難しい方もいます。でもそういう症例では急性期医療や急性期のケアを学ぶことができますし、比較的長期間入院される方の場合は、患者さんとしっかり関われます。新人の私には同じ患者さんを継続して受け持たせて頂いています。そのおかげで、患者さんの経過が把握しやすく、先輩方がそういう環境を作って下さっているのだと思います。長く受け持っている患者さんには「Tさんで良かった」と言っていただけて、患者さんとしっかりと関わりながら私の理想の看護ができていると実感しています。

私は今現在、1年目の全体的な研修も受けています。

入職してまもない4、5月には、1年目を対象とした技術研修がありました。これは時間をかけて看護技術をしっかりと吸収できる研修です。例えば「採血」だけでまるまる半日くらいを使い、知識だけではなく技術も向上させることができました。
あとは定期的に1年目だけ集まって、「思いの共有」といわれる機会があります。それぞれが抱える不安や難しく感じる業務など、それぞれが抱える課題を共有する場です。ほかの病棟だと同期でも話す機会は少ないですが、こうした機会を作って下さっているので、みな思うことは一緒なんだと実感できます。同じように悩み、同じように成長していけるから、同期の結束も固まりやすい、その環境が整っているのが当院の良いところだと思います。

毎日ペアとして先輩が付いて下さり、日々の振り返りで今足りていないスキルを指摘して下さいます。「振り返りシート」として記録に残すので、後に見直しもできます。新人看護師へのフォローが、とても整っていると思います。