徐脈性不整脈

心臓の電気系統に異常が生じ、脈が遅くなる病気です。

症状

  • 急に目の前が暗くなる、ふらつき、めまい
  • 気を失う
  • 息切れ

検査

  • 心電図
  • ホルター心電図(24時間)
  • 長時間心電図(最長504時間)
  • 植え込み型心電用データレコーダー
  • 心エコー
  • 血液検査

治療

ペースメーカー植え込み手術

ペースメーカー

局所麻酔で鎖骨の下の皮膚を約3~4cm切開し、ペースメーカー本体を埋め込むとともに、リードと呼ばれる電線を血管から心臓に挿入します。当院では、術中、術後の合併症が少ない方法で手術を行っており、1~1.5時間で終了いたします。術後は傷の観察、ペースメーカーのチェックのため、約1週間入院して頂きます。また7~10年でペースメーカーの電池交換が必要となりますが局所麻酔で30分程度の手術です。

一時ペースメーカー治療

緊急時には一時的なペースメーカーを局所麻酔で首や足の静脈から挿入します。20分程度の所要時間です。徐脈の原因が薬の副作用、電解質異常、急性心筋梗塞などの場合、数日で改善することがあり、一時ペースメーカーは抜去します。一方、徐脈の改善が見込まれない場合には、上記のペースメーカー植え込み手術が必要となります。

カテーテルアブレーション

限られた症例(徐脈頻脈症候群など)において、カテーテルアブレーションで徐脈を改善させることができます。